「敗者のゲーム」を読んでいて、自ら実践している習慣です。「資産運用を考える日」を作ること、が自身を持って計画をブレずに淡々と積み上げていくことに繋がります。
資産運用を考える日に自問する内容
- 年に一度、1時間でも良いので「運用を考える日」を作ろう、誕生日でもお正月でも自分の担当日でもよい
- 運用投資計画を見直して、修正すべき点、方針からブレないように確固たる意志を持とう
「資産運用を考える日」に自問する内容は以下の点です。
- 引退後の生活を送る上で、年金、社会保険以外に、どれくらいの収入が必要か
- 引退後の人生を何年と考えるか
- つまり、あと何年生きるか
- 医者と相談し、両親、祖父母の寿命と平均余命とを勘案して見通しを立てる
- 自分自身の健康意識、現代医学の発展等を考慮して適宜修正する
- どの程度の支出水準であれば、十分生活できるか(or なんとかやれそうか)
- 引退後の生活の準備として、どの程度の資産を用意すれば十分か
- 自分自身と配偶者の医療・介護費用を、イフレン調整後ですべてカバーするには、どの程度の保険に加入すればよいか
- 家族の一人ひとり、その他特別な人に対する遺産として、どの程度を考えるべきか
- 社会への寄付を考えるとすれば、どの程度の資産が必要か
資産運用の将来価格を算出するベース値
資産計算においては、米国に対する投資は以下のインフレ調整後の超長期平均年間収益率を用いるのが良いです。日本の株式や債券に投資している場合は、その値を用います。
- 株式:6.5%
- 債権:2.5%
- 短期財務省証券:1.25%
投資先決定に当たっては、
- 10年以上投資を続けるならば株式が良い(インデックス・ファンド)。再検討師は市場の変動から資産を守るのではなく不安を和らげるだけ(狼狽売り等を防止)
- 2,3年以内の投資先としてはマネーマーケット(短期金融市場)商品が良い
運用資産の一覧表を用意します。
- 株式、債権の投資残高
- 住宅の実質価値
- 個人年金
- 退職制度に基づく貯蓄残高
引退後の収入額を確認する
退職金などは、勤務先の人事部や個人向けの会計士に相談しましょう。
- 年金給付額
- 社会保障給付金
- 資産運用収益
家族への遺産相続、社会への寄附金額を決める
上記の計算を行い、残った金額に対して、家族への遺産相続、社会への寄附金額を決める