IT業界に身をおく私としては第二新卒で採用された社員も多く第二新卒は馴染み深いです。
しかしSNS上で「第二新卒ってやばいよね」という声を聞くのも事実。
多くは感情的な発言です。
本記事ではデータを元に第二新卒のメリット・デメリットをしっかりと解説していきます。
第二新卒の実態をデータで分析
第二新卒とは、一般的に学校を卒業後、一度就職をしたが数年の内に離職し転職活動をする若手求職者を指します。
その第二新卒、20代の中途採用が伸びているのが現実です。
詳しく解説していきます。
第二新卒の採用は年々増加する一方である
『リクルートエージェント』の若手転職者数の推移から、210年頃と比べて2018年の20代転職者数は2.4倍に増加しています。
20代前半に限ってみると 3.8 倍も上昇しています。
また、企業側の採用実績としても 80%弱の企業が社会人1年未満の採用をしたことがあると回答しています。
引用元)
第二新卒は30歳まで、と第二新卒の定義も変わってきています
これまで第二新卒というと、入社1,2年目以内に転職する人を指す意味で使われてきました。
しかし、人事担当者からのアンケートでは 30 歳までと回答した企業が 21 % にも達しています。
「第二新卒」という言葉自体が「30歳未満の若手の転職」くらいの意味合いにしか無いですね。
引用元)
第二新卒のデメリット
一般的に第二新卒でデメリットがある、と思われる点としては以下の 3 つがあります。
- 同期がいない
- 基礎を教えてもらえない
- すぐ辞めると思われがち
第二新卒のメリット
反対に第二新卒をメリットと捉える人が多くなっています。
特に、
- 即戦力として見られない(第2【新卒】だから笑)
- 研修を受けられる((第2【新卒】だから。会社による)
- 評価や昇進には全く影響しない(第2【新卒】だから)
があり、第二新卒は新卒として扱われるというメリットがあります。
まぁ、大学学部卒と大学院卒での扱いの違いくらいしか差異が無いのが実態です。
第二新卒で失敗しないために必要な言動
第二新卒は単なる新卒にはない「社会人経験」という武器があります。
やはり社会人として1-3年働くことは大学を卒業したての新卒と比較して仕事に取り組む姿勢や問題解決力、管理能力、ビジネスコミュニケーション力、など大きく成長しています。
そのため「社会人経験」を生かして新卒社員から頭一つ抜き出していくのが大事です。
- 前職の成果をアピールする
- 将来の明確なビジョンを伝える
- 第三者の客観的なアドバイスをもらう
この 3 つを行うことで行動が昇進/昇格といった成果に良い影響を及ぼしていくでしょう。