Compass note

未踏の地へ踏み出すコンパス的エンジニアノート

ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)の違いを解説

* 本ページはプロモーションが含まれています
プロフィールアイコン

筆者名:仁志詩馬(にし しうま)

最先端のIT企業で15年以上働く現役システムエンジニア。AWS/GCP、CISSP/CCSP、FP2級/AFPなどの資格を活かし、IT、セキュリティ、資産運用、ガジェットなど、幅広いテーマで自身の知見を発信しています。

\ 好きなことば /

  • 何事もまずは小さく始める(Small start)
  • 情報は羅針盤(Compass)であり、羅針盤に従うのは自分自身
  • 未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ

詳しいプロフィールはこちら

ビットコインキャッシュ(BCH)とは何か?

ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコイン(BTC)からハードフォーク(分岐)して誕生した仮想通貨です。

ビットコインの取引量が増加するにつれて、取引を記録するブロックが一杯になり、承認に時間がかかるというスケーラビリティ問題が発生しました。この問題を解決するため、ビットコインのブロックサイズを1MBから8MBに拡張する試みがなされ、その結果、2017年8月1日にビットコインから分岐してビットコインキャッシュが誕生しました。

ビットコインキャッシュは、決済が迅速に行えるため、日常的な決済手段としての利用が期待されています。

発行枚数と半減期

ビットコインキャッシュは、ハードフォーク元のビットコインと同様に、発行上限枚数が約2,100万枚に設定されています。また、約4年に一度訪れる半減期の仕組みもビットコインと同じです。

2018年にはさらに分裂

ビットコインから分岐したビットコインキャッシュは、2018年にブロックサイズの拡張方針をめぐる開発者間の対立から、さらにハードフォークを起こし、以下の2つの通貨に分裂しました。

  • ビットコインキャッシュABC(BCHA)
  • ビットコインSV(BSV)

この分裂後、ビットコインキャッシュ(BCH)は旧ビットコインキャッシュABCの開発者が中心となって開発が進められており、多くの取引所ではこのBCHAをビットコインキャッシュとして取り扱っています。

まとめ:ビットコインとビットコインキャッシュの主な違い

ビットコイン(BTC) ビットコインキャッシュ(BCH)
誕生 2009年 2017年、ビットコインから分岐
目的 価値の保存、基軸通貨 決済手段としての利用
ブロックサイズ 1MB 8MB(将来的にさらに拡大の可能性あり)
取引速度 遅い(スケーラビリティ問題) 速い
価格変動 比較的安定(基軸通貨として) ビットコインに連動しつつも、より変動が大きい傾向