- ステップ1:素材の準備
- 【重要】ブルーアーカイブの二次創作ガイドラインについて
- ステップ2:Filmoraで素材を読み込む
- ステップ3:タイムラインで動画を編集する
- ステップ4:エフェクトとテキストで演出を加える
- ステップ5:動画を書き出す(エクスポート)
- まとめ
動画編集ソフトの**Filmora(フィモーラ)**は、初心者でも直感的に扱える強力なツールです。 今回は、人気ゲーム「ブルーアーカイブ」の画像や音楽を使って、オリジナリティあふれるMAD動画を制作する手順を、Filmoraの具体的な機能とともに解説します。 この記事を読めば、あなたもすぐに魅力的なMAD動画を作り始められるはずです。
ステップ1:素材の準備
動画制作の第一歩は、素材を集めることです。 今回のMAD制作では、「ブルーアーカイブ」に関連する画像と音楽を準備しましょう。
画像素材
ゲームのスクリーンショット、公式イラスト、ファンアートなど、動画のテーマに合った画像を収集します。 Filmoraは多様な画像フォーマット(JPG、PNGなど)に対応しているため、ほとんどの画像をそのまま利用できます。 なお、公式からファンキットとして壁紙が提供されています。高品質な素材が手軽に入手できるので、こちらも活用してみましょう。
- ブルーアーカイブ 公式ファンキット: https://bluearchive.jp/fankit ファンキットページでは、様々なイラストの壁紙が配布されています。(上記画像参照)
音楽素材
MAD動画の核となるのが音楽です。ブルーアーカイブのゲーム内BGMや、関連する楽曲を用意しましょう。 Filmoraは、MP3やWAVなどの主要な音声フォーマットに対応しています。
【重要】ブルーアーカイブの二次創作ガイドラインについて
MAD動画を制作する上で、最も重要なのが著作権に関するルールを守ることです。 「ブルーアーカイブ」は、二次創作活動を歓迎しており、公式のガイドラインを公開しています。 安心して作品を制作・公開できるよう、必ず以下の内容を確認しましょう。
ガイドラインの概要
非営利目的の二次創作は自由: 個人または法人格のない団体による非営利目的の二次創作活動(同人誌、グッズ、デジタル作品など)は、連絡不要で自由に行うことができます。趣味の範囲で、制作にかかった費用程度の利益を得る場合も非営利目的と見なされます。
ゲーム実況・動画投稿も自由: ゲーム実況配信や動画投稿も、個人・法人、営利・非営利を問わず、事前の連絡なく自由に行うことができます。
禁止事項: 以下の行為は禁止されています。
- 公式イメージを逸脱・損なう内容
- 公序良俗に反する内容
- 直接的にコンテンツの素材(イラスト、動画、音声、楽曲等)をコピー、スキャン、サンプリング、トレース等で使用するなど、創作性が無いまたは低いもの
- 公式と詐称する活動
- 他者の権利を侵害する内容
MAD動画における「創作性」と「音源」の注意点
禁止事項にある「創作性が無いまたは低いもの」という記述は、MAD動画の制作においても非常に重要なポイントです。 単に素材をそのまま繋ぎ合わせただけの動画は「創作性が低い」と判断される可能性があります。 MAD動画は、複数の映像や音声を編集し、新たなストーリーや表現を生み出すことで**「自身の創作性を加える」**ことが前提となります。
また、音源に関しては特に注意が必要です。 多くのゲームでは、楽曲の著作権が外部のアーティストや音楽制作会社に帰属している場合があります。そのため、ゲームの音源をそのまま使用することが、著作権上の問題を引き起こす可能性があるのです。
トラブルを避けるためにも、MAD動画を制作する際には、以下を意識することをおすすめします。
- 映像素材: ゲーム内の映像をキャプチャし、独自の編集を加えて使用する。
- 音源: 著作権フリーの楽曲や、ご自身で用意した音源を使用する。
詳細はこちら:
- ブルーアーカイブ 公式二次創作ガイドライン: https://bluearchive.jp/fankit/guidelines
ステップ2:Filmoraで素材を読み込む
素材の準備ができたら、Filmoraを起動して編集作業を開始します。
- 新規プロジェクトを作成する: Filmoraを立ち上げ、「新しいプロジェクト」をクリックします。
- メディアをインポートする: 画面左上の「メディアをインポートする」ボタンをクリックし、準備した画像や音楽素材を選択してFilmoraに取り込みます。
ステップ3:タイムラインで動画を編集する
Filmoraの画面下部にある「タイムライン」に素材を配置して、動画を編集していきます。
- 音楽を配置する: タイムラインの一番下のトラックに、BGMとして使いたい音楽ファイルをドラッグ&ドロップします。
- 画像を配置する: 音楽に合わせて、表示させたい画像をタイムラインの上側のトラックに配置していきます。
- カット&トリミング: 画像の表示時間やタイミングを調整したい場合は、画像の端をドラッグして長さを変更したり、右クリックで「トリミング」を選択して不要な部分をカットしたりできます。
- トランジションの追加: 画像と画像の間に「トランジション(画面切り替え効果)」を追加することで、動画に滑らかな動きをつけられます。画面上部の「トランジション」タブから好みの効果を選んで、タイムラインにドラッグ&ドロップしましょう。
ステップ4:エフェクトとテキストで演出を加える
Filmoraには、MAD動画のクオリティを格段に引き上げる豊富な機能が備わっています。
- エフェクトの利用: 「エフェクト」タブには、画面の色調を変えたり、特殊なフィルターをかけたりする機能が満載です。 例えば、「ノイズ」や「VHS」といったエフェクトを使えば、レトロな雰囲気を演出できます。
- テキストとタイトルの追加: 「タイトル」タブから、オープニングタイトルやテロップを追加できます。 フォントや色、動きを自由にカスタマイズして、動画にメッセージを加えましょう。 特に、キャラクターのセリフをテロップで表示させると、MAD動画の面白みが増します。
ステップ5:動画を書き出す(エクスポート)
編集が完了したら、動画をファイルとして出力します。
- エクスポート画面を開く: 画面右上の「エクスポート」ボタンをクリックします。
- 設定を調整する: 動画のファイル形式(MP4が一般的)、解像度、フレームレートなどを設定します。 YouTubeにアップロードする予定であれば、「YouTube」タブから直接設定することも可能です。
- 書き出しを開始する: 「エクスポート」ボタンを押すと、動画の書き出しが始まります。
まとめ
Filmoraを使えば、初心者の方でも簡単にハイクオリティなMAD動画を制作できます。 「ブルーアーカイブ」の魅力的な世界観を、公式ガイドラインを遵守しながら、あなたの手で新たな作品として表現してみましょう。
**「Filmoraについてもっと知りたい」「どこからダウンロードすればいいの?」**と思った方は、以下の記事でFilmoraの魅力やダウンロード方法を詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
【動画編集ソフト】Filmoraで最高の作品を!無料版から始める活用ガイド
音源の利用に関するさらに詳しい情報は、以下の記事で解説しています。 著作権について不安な方は、こちらも併せてご覧ください。
ブルーアーカイブのMADに公式音源はNG?二次創作ガイドラインを解説
このガイドを参考に、ぜひ動画編集の世界を楽しんでください。