Compass note

未踏の地へ踏み出すコンパス的エンジニアノート

動画編集を始めるならどれ?After Effects・Filmora・Clipchampを徹底比較【初心者向け】

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筆者名:仁志詩馬(にし しうま)

最先端のIT企業で15年以上働く現役システムエンジニア。AWS/GCP、CISSP/CCSP、FP2級/AFPなどの資格を活かし、IT、セキュリティ、資産運用、ガジェットなど、幅広いテーマで自身の知見を発信しています。

\ 好きなことば /

  • 何事もまずは小さく始める(Small start)
  • 情報は羅針盤(Compass)であり、羅針盤に従うのは自分自身
  • 未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ

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動画編集、どのソフトを選べばいい?

YouTubeやSNSで動画を公開するのが当たり前になった今、「自分も動画編集を始めてみたい!」と考えている方は多いのではないでしょうか。

しかし、いざソフトを探し始めると、無料で使えるものから、高価なプロ向けのものまで、たくさんの種類があって迷ってしまいますよね。

今回は、私の15年以上のIT業界での経験と、動画編集の趣味から得た知見を活かし、初心者・初学者の方が特に気になる3つのツール、Adobe After Effects、Filmora、Clipchampを徹底比較します。

この記事を読めば、あなたの目的やスキルレベルに合った最適なツールがきっと見つかります。

3大動画編集ツールを比較!早見表

まずは、各ツールの特徴をざっくりと把握できるよう、比較表を作成しました。

製品名 価格 特徴 難易度 おすすめユーザー
Clipchamp 無料 Windowsに標準搭載。シンプルな機能で直感的に操作できる。 ★☆☆☆☆ とりあえず動画編集を試したい方
Filmora 買い切り・月額 必要な機能が網羅されており、豊富なエフェクトも魅力。コストパフォーマンスが高い。 ★★☆☆☆ 趣味や個人YouTubeを本格的に始めたい方
Adobe After Effects 月額 映像の特殊効果やモーショングラフィックスに特化。プロの現場で必須の「最終兵器」。 ★★★★★ 将来的に動画編集を仕事にしたい方

各ツールの詳細解説

1. Clipchamp(クリップチャンプ)

Clipchampは、Windows 11に標準搭載されている無料の動画編集ソフトです。

  • メリット:

    • 完全無料: 余計な費用は一切かかりません。
    • 非常に簡単: 複雑な機能がなく、トリミングやテロップ入れなど、基本的な編集が直感的に行えます。
  • デメリット:

    • 機能が限定的: 高度なエフェクトや複雑なアニメーションは作成できません。
    • 動作が重い場合がある: PCのスペックによっては、動作が不安定になることがあります。

「とにかく無料で動画編集を体験してみたい」「旅行の思い出動画をサクッと作りたい」という方には最適な入門ツールです。

2. Filmora(フィモーラ)

Filmoraは、これから本格的に動画編集を始めたい初学者に最もおすすめできるツールです。

  • メリット:

    • コスパ最強: 買い切り版(または安価なサブスク)があり、After Effectsに比べると圧倒的に安価です。
    • 機能が充実: モーショングラフィックスやエフェクト、トランジションなど、個人YouTuberが必要とする機能はほぼすべて網羅されています。
    • 直感的なUI: 初心者でも迷わないように設計されており、学習コストが低いのが魅力です。
  • デメリット:

    • プロの現場では使われない: 仕事として本格的な映像制作を行うには、機能面で限界があります。
    • After Effectsには劣る: 特殊効果や表現の自由度では、After Effectsにはかないません。

「簡単な動画は作れるようになったけど、もっと凝った動画を作ってみたい」「費用を抑えつつ、質の高い動画を作りたい」という方には、Filmoraが最高の相棒になります。

3. Adobe After Effects(アフターエフェクツ)

Adobe After Effectsは、動画編集を仕事にするなら間違いなくこれ一択、というプロフェッショナル御用達のツールです。

  • メリット:

    • 表現が無限大: 映像の合成、高度なエフェクト、複雑なモーショングラフィックスなど、After Effectsにできないことはほとんどありません。
    • 業界標準: 映画やCM、テレビ番組など、あらゆるプロの現場で使われているため、スキルを習得すれば仕事に直結します。
    • Adobe製品との連携: Premiere ProPhotoshopなど、他のAdobe製品とシームレスに連携できます。
  • デメリット:

    • 高い学習コスト: 非常に多機能なため、初心者には習得が難しいです。
    • 高価なサブスクリプション: 単体プランでも比較的高価で、他のソフトも使うならAdobe Creative Cloudの契約が必要です。

「今はまだ初心者だけど、将来は動画編集で稼ぎたい」「プロの映像クリエイターを目指したい」という方は、After Effectsの学習を視野に入れるべきです。

まとめ:あなたの目的で選ぶべきツールはこれだ!

あなたの目的 おすすめツール
とりあえず無料で動画編集を試してみたい Clipchamp
趣味やYouTubeで本格的にクオリティを上げたい Filmora
将来的に仕事としてプロを目指したい Adobe After Effects

どのツールも素晴らしい特徴を持っています。まずは無料でClipchampから始めてみて、物足りなさを感じたらFilmoraへ、そして本格的にプロを目指すならAfter Effectsへ、というステップアップもおすすめです。

今後、各ツールに特化した記事も展開していきますので、ぜひ参考にしてください。