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【調べたまとめ】職場におけるアンコンシャス・バイアスの具体的事例と対策

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近年、多様化する価値観を受け入れ従業員の成長を促し活気ある会社/組織にするために「アンコンシャス・バイアス」という言葉が注目されています。

本記事では多様な価値観や考え方の社員が働く企業においてイキイキと活躍する組織を目指すために必要な「アンコンシャス・バイアス」の概要と職場での具体的事例、対応策について調べたことをキーワードを羅列します。

参考)

「アンコンシャス・バイアス」マネジメント 最高のリーダーは自分を信じない アンコンシャス・バイアス—無意識の偏見— とは何か ICE新書 あなたにもある無意識の偏見 アンコンシャスバイアス: アンコンシャス・バイアスからの脱出 (KAWADE夢新書 426) なぜあなたは自分の「偏見」に気づけないのか:逃れられないバイアスとの「共存」のために

アンコンシャス・バイアスとは

アンコンシャス・バイアスとは、「無意識の偏見」「無意識の思い込み」「無意識の偏ったモノの見方」を誰もがしていることを表す言葉です。

例えばこのような日常でよく見聞きすることも「アンコンシャス・バイアス」の一部です。

  • 血液型で性格を決めつける
  • 出身地でお酒が強いと思い込む
  • 男のくせに、女のくせに
  • 「親が単身赴任」と聞くと父親だと思う
  • 「文系だから」「理系だから」で本人の資質を決めつける

意識できていることは氷山の一角

・真面目な人ですね!  →「相手が喜ぶと思う」と思い込みがアンコンシャス・バイアス ・若く見えますね!  → 人によって感じ方はそれぞれ。

・私が言われて嬉しい≠相手も嬉しい

・身の回りのアンコンシャス・バイアス

・職場におけるアンコンシャス・バイアス  ・大型案件を男性にばかりアサインしていた  ・小さな子供がいる女性は出張を伴う案件はアサインしづらい  ・業績が悪い人は、なにをやってもだめだと思ってしまう  ・部下に間違いを指摘されると、ついイライラしてしまう  ・育休や時短勤務を選択する男性社員は昇格意欲が低いと思ってしまう  ・プライベートを優先する社員は昇格に興味がないと思ってしまう  ・女性は「すぐ泣く」「よく泣く」と思ってしまい、いろいろな面で注意しづらい

・影響  ・成長機会を奪う  ・挑戦できない組織となりイノベーションが起きない  ・上司の顔色ばかりを伺う組織になる  ・異動・評価・アサイン・昇格への不平不満が組織に蔓延する  ・メンバーのやりがいを奪う  ・職場の人間関係が悪化する  ・ハラスメントやコンプライアンス違反が起きる  ・退職や傷病休職者が増える

・参考情報  ・ブラインド採用  ・オーケストラオーディション

・アンコンシャス・バイアスの正体  ・自己防衛心により自分に都合の良い思い込みをしてしまう  ・言い訳がおくなる  ・物事を都合よく解釈してしまう  ・変化から逃げる  ・「決めつけ」「押し付け」が多くなる  ・イライラする

・アンコンシャス・バイアスの対処法  ・事前回避   ・アンコンシャス・バイアスに気づこうとする   ・決めつけない、押し付けない   ・本来の目的を確認する

 ・事後改善   ・違和感をそのままにしない   ・本人に気持ちを聞いてみる

・様々なアンコンシャス・バイアス  ・ステレオタイプ:人の属性や一部の特性を元に先入観や固定観念で決めつけてしまう   ・最終学歴や出身校で人の能力や特性を判断してしまう   ・性別や国籍、人種などで相手を見ることがある   ・子供が小さい女性には、出張を伴う仕事は依頼しづらい  ・ハロー効果:相手の一部の長所で全てがよく見えてしまう   ・業績が良い人は何をやってもデキると思う   ・第一印象でその人の良し悪しを決めてしまうことがある   ・身なりがキチンとしていると、信頼のおける人だと思う  ・正常性バイアス:周りが変化していたり、機器的な状況が迫っていても「私は大丈夫」と、自分に都合のいいように思い込んでしまう   ・周りで問題が起きていても「私は大丈夫」と感じる   ・病気が流行していても、根拠なく「私は大丈夫」と思う   ・突然、警報が鳴っても、誤作動火避難訓練だと思い逃げない  ・集団同調性バイアス:周りと同じ用に行動してしまう   ・みんなが同意している意見へは、反対しづらい   ・みんなと同じものをつい頼んでしまう   ・「みんながイイと言っている」など、「みんな」という言葉に左右される  ・アインシュテルング効果:慣れ親しんだ考え方や物の見方に固執してしまい他の見かたに気がづかない   ・自分のやり方や考え方ことが「ベストだ」と思う   ・これまでのやり方を否定されるとイライラしてしまう   ・新しい提言を受けると「前例がない」と避難してしまう  ・インポスター症候群:能力があるのにもかかわらず、自分を過小評価してしまう   ・責任あるポジションへの抜擢に「ムリ」と反応してしまう   ・条件や環境が整っていないと、出来ないと思うことがある   ・「絶対に失敗しない」という確約がないと、挑戦できない

・部下の成長機会に影響するアンコンシャス・バイアス   ・「私にはムリです」という部下にはインポスター症候群の可能性があるので上司のフォローが必要   ・フォローをしないことで部下の成長期かを奪ってしまう可能性がある

・まとめ  ・「これって、私のアンコンシャス・バイアスかも?」  ・今日からできること、2 週間、とっさの言動や行動をメモして自らのアンコンシャス・バイアスに気づくこと、気づこうとすることが大事   ・相手を不快にさせていないだろうか?   ・最初から決めつけて物事を見ていないだろうか?   ・自分が正しい、と思い込んでいるだけではないだろうか?   ・過去の経験に依存しすぎていないだろうか?

参考:一般社団法人 アンコンシャスバイアス研究所

アンコンシャスバイアス研修 | 日本 | 一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所

www.unconsciousbias-lab.org