- はじめに
- 「このページのみ」と「このセクションのすべてのページ」の違い
- ① このページのみ:特定の記事やページから広告を非表示にする
- ② このセクションのすべてのページ:サイトのセクション全体から広告を非表示にする
- まとめ
はじめに
ブログを運営していると、特定のページには広告を表示したくない場合がありますよね。 たとえば、プロフィールページやプライバシーポリシー、特定のセールスを目的としたページなど、広告が読者の邪魔になったり、意図しない形で表示されたりするのを避けたいシーンは意外と多いものです。
Google AdSenseには、そうしたニーズに応えるための「ページ除外」機能があります。今回は、この機能の中でも特に重要な「このページのみ」と「このセクションのすべてのページ」の違いと、具体的な使い方について解説します。
「このページのみ」と「このセクションのすべてのページ」の違い
簡単に言うと、広告を非表示にする範囲が異なります。
- このページのみ: 指定したURL1つだけを対象に広告を非表示にします。
- このセクションのすべてのページ: 指定したURLのプレフィックス(接頭辞)に一致する、サイトの特定のセクション全体を対象に広告を非表示にします。
以下で、それぞれの具体的な使い方を見ていきましょう。
① このページのみ:特定の記事やページから広告を非表示にする
この機能は、完全に一致するURLからのみ広告を非表示にしたい場合に利用します。
たとえば、私はCompass noteに「お問い合わせ」ページを作成しました。このページには、ブログの趣旨とは異なるため、広告は表示したくないとします。この場合、Google AdSenseの設定画面で「このページのみ」を選択し、以下の完全なURLを入力します。
【入力するURLの例】
https://compass-note.hatenablog.com/entry/contact
これにより、「contact」というパーマリンクを持つお問い合わせページからのみ広告が非表示になります。他の記事やトップページには影響しません。特定の記事だけ広告を非表示にしたいときに便利な機能です。
② このセクションのすべてのページ:サイトのセクション全体から広告を非表示にする
この機能は、特定のURLプレフィックスを持つ複数のページをまとめて非表示にしたい場合に利用します。
Compass noteでは、IT関連の記事をentry/it/
というURLプレフィックスで管理し、ガジェット関連の記事をentry/gadget/
で管理しているとします。このとき、IT関連の記事すべてから広告を非表示にしたい場合は、「このセクションのすべてのページ」を選択し、以下のURLプレフィックスを入力します。
【入力するURLプレフィックスの例】
https://compass-note.hatenablog.com/entry/it/
このように入力することで、entry/it/
で始まるすべての記事(例: /entry/it/article1
、/entry/it/article2
など)から広告が非表示になります。
ここで重要なのは、URLの末尾にスラッシュ(/
)を付けることです。これを忘れると正しく機能しない場合があるので注意しましょう。
まとめ
Google AdSenseの「ページ除外」機能は、ブログの利便性を高めるために非常に役立つ機能です。
- 1つの特定のページを対象にしたい場合は「このページのみ」
- URLプレフィックスでまとめられた特定のセクションを対象にしたい場合は「このセクションのすべてのページ」
この2つの違いを理解し、適切に使い分けることで、読者にとってより良いサイト体験を提供できるようになります。