AWS 上にマイクラ統合版サーバを構築して iPad やSwitchから接続して遊んでいます。
ある日突然「世界と接続出来ませんでした」と iPad も Switch からも接続ができなくなり色々調べたら iPad も Switch 側もアプリのアップデートがあり、AWS 上のサーバ側とのバージョン差異が発生しているのが原因でした。
AWS 側のマイクラサーババージョンアップの仕方をメモしておきます。
このやり方ではセーブデータの world ファイルは上書きされず引き継がれました。
- マイクラバージョンアップ後の設定引き継ぎするためのバックアップ
- マイクラ統合版の新しいバージョンの確認とダウンロード
- マイクラAWSサーバ側での最新バージョンへのアップデート
- マイクラ統合版サーバの起動
- マイクラ統合版(BE版)の管理が面倒になったら
マイクラバージョンアップ後の設定引き継ぎするためのバックアップ
マイクラバージョンアップ後の設定引き継ぎするためのバックアップを取得します。
まるっとディレクトごと cp でバックアップ取得すればOKです。
$ pwd /home/ubuntu $ ls -l drwxrwxr-x 14 ubuntu ubuntu 4096 Nov 15 06:57 minecraft ★ここがマイクラのホームディレクトとしています $ cp -r ./minecraft ./minecraft_bk20211211 ★ディレクトリごとコピー $ ls minecraft minecraft_bk20211211
マイクラ統合版の新しいバージョンの確認とダウンロード
下記から新しいバージョンのzipのURLを確認します。
https://www.minecraft.net/ja-jp/download/server/bedrock/
ダウンロードのボタンのリンク先をコピーします。 今回は 1.18.2.03 が最新のバージョンなので以下がダウンロード URL でした。
https://minecraft.azureedge.net/bin-linux/bedrock-server-1.18.2.03.zip
マイクラAWSサーバ側での最新バージョンへのアップデート
アップデートは難しくありません。
wget で zip をダウンロードして、ホームディレクトで unzip 上書きするだけでOKです。
意外とかんたんでびっくり!
1.ディレクトリを確認
$ pwd /home/ubuntu/minecraft ★ホームディレクトで作業します $ ls ★ホームディレクトに各種ファイルが有ることを確認 Dedicated_Server.txt bedrock_server_symbols.debug development_resource_packs permissions.json_org server.properties valid_known_packs.json bedrock-server-1.17.41.01.zip behavior_packs development_skin_packs premium_cache server.properties_org whitelist.json bedrock_server definitions minecraftpe release-notes.txt structures world_templates bedrock_server_how_to.html development_behavior_packs permissions.json resource_packs treatments worlds
2.wget で最新バージョンのzipを入手する
$ wget https://minecraft.azureedge.net/bin-linux/bedrock-server-1.18.2.03.zip $ ls -l *zip -rw-rw-r-- 1 ubuntu ubuntu 61477623 Oct 27 16:04 bedrock-server-1.17.41.01.zip ★現在のバージョン -rw-rw-r-- 1 ubuntu ubuntu 63042052 Dec 9 16:55 bedrock-server-1.18.2.03.zip ★アップデートしたいバージョン $ unzip bedrock-server-1.18.2.03.zip
unzip すると上書きするかを聞かれるので A(all) で上書きしちゃいます。(めんどうなので。。。)
その後、設定ファイルをバックアップから戻します。
- permissions.json
- server.properties
- whitelist.json
cp ../minecraft_bk20211211/permissions.json ./ cp ../minecraft_bk20211211/server.properties ./ cp ../minecraft_bk20211211/whitelist.json ./
このやり方ではセーブデータの world ファイルは上書きされず引き継がれました。
マイクラ統合版サーバの起動
あとはいつも通り screen でサーバを起動すればOKです。
$ LD_LIBRARY_PATH=. screen -dmS bds ./bedrock_server
$ ps -ef |grep bedrock_server ubuntu 6056 1 0 05:29 ? 00:00:00 SCREEN -dmS bds ./bedrock_server ★これがあればOK ubuntu 6057 6056 11 05:29 pts/1 00:00:01 ./bedrock_server ubuntu 6079 5912 0 05:29 pts/0 00:00:00 grep --color=auto bedrock_server
マイクラ統合版(BE版)の管理が面倒になったら
自前でマイクラサーバの管理が面倒になったら ConoHa VPS の Minecraft サーバを利用してみるのも手です。
バージョンアップの管理機能も一通り揃っているので、コマンド操作からではなく管理画面からポチポチっと管理できるんですよね。
何個か ConoHa でもサーバ建てているけど、そんなに凝った改造しないのであればこれで十分です。
ConoHa Minecraft サーバの機能一覧
項目 | 管理内容 |
---|---|
バージョン変更 | バージョンアップの変更が可能です。 |
Minecraftサーバー設定 | Minecraftサーバーを起動/停止に設定できます。 |
自動バックアップ | 自動バックアップをON/OFFに設定できます。 |
ゲーム設定 | ゲームモードや難易度の変更、PvP設定が可能です。 |
ワールド設定 | ワールドのサイズ変更や再生成が可能です。 |